前向きになるには?


物事を考える時に大切な事。
やる事ではなく、やらない事を考えてみましょう。




本人の性格もありますし、その時の心の状態にもよりますが…


前向きになるためには、ネガティブワードを自ら発しないことが重要です。


「ネガティブワード」にはどんなものがあるでしょう か。

選手たちにもたまに伝えますが、「しんどい」「無理」とかです。


また、ため息や舌打ちも言葉ではありませんが、ネガティブな感情を生み 出します。


そしてさらに、

「だって」

とか

「でも」



「~のせいで」


なども“自己弁護”の言葉で次に自分自身が頑張らなければという気持ちを言い訳でごまかしてしまいます。


言い訳する人は成長がありません。


自分の弱みを受け入れること、自分自身を俯瞰することが、次に進む第一歩です。


FCマレッサ監督 梶田孝史



果たしてどうやって身につけるのか?
シンプルに“生きるか死ぬか”の厳しい世界に身を置く。


そんな世界に身を置けば、どのように生きていくかを必然的に考えていくことになります。

何もない時代ならそうですが、現代は違います。



昨今では、さまざまな時に『考えさせる』ことがテーマになります。
サッカーでも野球でもラグビーでも、音楽でも…
育成年代の様々なところで『考える』という事がテーマになります。


勉強の『考える』とは違います。



スポーツのチームで良く聞くのは

『◯◯禁止!』

例えば、買い食い禁止。


なぜ買い食いがダメなのか???


体調不良になって水分がないときも買ったらダメですか?

どうしてもお腹空いたらおにぎり買ってもいいですか?

自動販売機はダメですか?



などなど、まぁまぁしょうもない質問がきます。笑
そして、ルールをまた作ります。


これの繰り返し。



『自分の食べた物、飲んだ物で身体はできてるから、その事を考えてね。そして、人様の迷惑にならないようにね。

だけで良いと思います。


こんな事も考えられないのに、常に考えながらプレーするスポーツができるはずがありません。




ルールがルールを作ります。


ルールを作り過ぎると『考えない』人間になります。

ルールを作り過ぎると指示待ち人間になります。



なのに、コーチは『考えろ』と叫ぶ。。。

※『考えろ!』と叫ばれた時点で、その日は考える力は成長しませんが…




サッカーには
プレーのルール(原則)はあります。

なので、何でもかんでも自由な訳ではありません。

でも、やることを決め過ぎると面白みはなくなります。

選手は考えなくなります。

でも、オートマチックにプレーできるプレー(考えなくても済む)も必要です。



何事もやり過ぎは禁物です。

バランスだと思っています。


選択肢をいかに考えられる選手にするか。


選択肢を与えるのではなく、

選択肢を多く持てるように考えられる選手にするか。


本当に難しいと思います。


『考える力』は汎用性があります。


プロサッカー選手を育てる事も大切ですが、【どんな時も考えて行動できる人間】になることの方が大切ですよね。


その過程でタイミング良かったらプロ選手になれるかもしれません。




なので、良く言います。


【0を1にする力】を身につけてね、と。



何事も『トライ&エラー』の繰り返しですね。





ここから暑いけど楽しい夏休みです。
頑張っていきましょう。


FCマレッサ
梶田孝史

少しずつ、少しずつ。


そんな中、

誰かやるやろ…
あいつやるやろ…
俺関係ないし…

この気持ちをどう変えるか。




変わりつつある選手、中々動かない、動けない選手。
様々な理由で練習に来れない、遅れるならそれなりに自分で考えていかないと。

皆んな、それなりに考えてるけど…




基本はグランドです。
基本は練習です。


例えば、怪我してても、少々痛みあっても見学でも良いからグランドにいると、一緒に褒められ、叱られ、一緒に考えて、一緒に悩んで。


サッカーの話やそれに付随する話もあります。
何よりもここで『考える力』が身につきます。




それがチームワークになる。



自分が選手の頃(何年前!?)はグランドもグランド以外も色々なルールを大人達に決められ、休むことなんかは絶対ダメで、頭ごなしにやらされてきたけど、“そこそこ”チームワークはできた。


でも、もっとチームワークや一体感が強烈なチームはここに『考える』という作業があったんだと思います。



ここに、私自身の拘りがあるので、スタッフにもそこは求めています。



小学生時代から大きく変化する選手はこの3年間で大きく変わります。


サッカーに限らず、どんなスポーツでも、小学生時代のチームが強い弱いとか、1stとか2ndとか先発とかサブとか、他に選抜に入ってるとかも気になるとは思いますが、中学に入って『伸びていく選手』と『伸び悩む選手』の違いは《考える》ことが一番です。


もちろん、そこに身体能力とかはありますから、抗えない事実もありますが…


小学生時代に指導者も含め大人が“いかに関わらずに、いかに関わる”かが大切です。


『関わり方』です。


中々難しいことですが、それが子どもの『考える』ということに繋がっていきます。



ちなみに『考えろ!』『考えて〜』と言っているうちは【考える】ことは身に付かないんです。



これができる頃に自然と《一体感》が出てきます。

良い選手も出てきます。



もちろん、全てではないですが、言い方を変えれば、能力あっても、センスあっても、“上(プロとか)”に行けない、長続きしない選手はここが少し足らないかもしれません。



転んだ数が多い方が良い選手になりやすいですね。

試合に出られない
Bチームに落ちる
メンバーに入れない
試合に負ける
などなど

考える機会を与えてもらえて良かった、はず。

そう考えられるかどうかが大人の仕事かな、と最近つくづく感じます。


FCマレッサ
梶田孝史

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